とあるお客様より

「新築の建売住宅を買ったら物凄く寒いので何とかしたい」

との連絡があり現地調査をしてきました。

行く前から分かっていましたが、建売は寒いに決まっているよと思いつつも現場へ行きました。

『 建売は安物を使っているから寒い 』という訳ではありません。

建売の構造自体が寒くなる仕組みです。

お客様は

「エアコンがぜんぜん聞かなくて、○○(家電量販店)へ行ってクレームを出したら、

店員さんにこんな高性能のエアコンで効かないなんておかしいと逆に叱られました」

とのことです。

長期優良住宅なのに寒い!和室が寒い!クローゼットが寒い!コンセントから冷気が来る!

などなど とにかく寒いみたいです。

実際に、私もすごーーーく寒いと感じましたが、エアコンは高性能で29度設定していました。

ここの建売業者さんはTVのCMでもやっている有名な業者さんです。

建築確認申請を見せていただいて、いくつか問題点を指摘させていただいて帰ってきました。

私の自宅は自社で新築しましたが、もの凄く暖かいです。吹き抜けありの34帖のLDKでも暖かいです。

やはり構造的な仕組みの改善をしないと・・・・。

原因は明らかなので、そこを改善すればかなり暖かくなると思います。

窓 や 断熱材の問題ではありません。

豆知識ですが、現在の建築確認申請制度では、地盤調査をすることが義務付けられています。
しかしお役所は地盤調査結果の後追いまではしません。

つまり調査結果が悪くて、地盤改良や杭を打つ必要があったとしても、地盤改良をしたかどうかは検査対象にしていないのです。
今回のお客様は調査結果を見る限り、地盤より3.5m下がったところに支持層があり、その上は粘土質でした。
当然、表層改良(3.5mは深過ぎるので不可かも?)で強固な地盤を作るか、3.5mの杭を何十本も入れて家を支えるべきだと思います。
しかしそれがされておりません。

3.5mの粘土の上に家が建っているようなものです。
しかしそれでも法的には家が建ってしまうのです。



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